2017年4月28日金曜日

息を吹き返す黄金週間

お久しぶりです!ようやく復活したのでブログを再開できます。今週は仕事が忙しすぎて、とてもとても更新する余力がありませんでした……。4月末と5月上旬は更新をストップする、という内規にしようと思います。ふがいないですが、今年はオンオフをつける、という路線で。書く時は書く、そのぶん生活の糧を得る時はそっちに集中します。

さて、前回から言っていますが、明後日は名古屋コミティア50です!初のオリジナル短編「アリアを憎んでいる」を販売します。しかし宣伝って難しいですね。自分があまり好きではない行為なので、何を書けばいいのか思いつきません。迷ってしまって、ネットで通販サイトをサーフィンしていたら、前から欲しかったPS4とソフトとマンガを大人買いしてしまいました。ハッ、向こうの宣伝に乗せられている。

これに気づいて自分がなぜ購入したかを思い返しました。そして気づいたのです。買った際の最後の一押しになったのは試し読みやプレイ動画など、つまり実際のお試しだったと。その製品を得た際の効用を実感することで、購入が無駄にならない、むしろお金以上の価値を生む、と信じられます。我らが冲方さんが書いている通り、徒労感は悪夢です。人間は嫌なことこそ強く覚えてしまうと言いますしね。

ということで、今回の「アリア」に関しても同じことにトライしてみようと思います。本文中を一部抜粋して、試し読み可能にします!

本当は挿絵がもっとたくさんあれば、イラストと併記してよりインパクトのある感じにできたんですけど。執筆ペースが遅すぎて、複数枚頼めなくなってしまったのが悔やまれます。山羊止さんの美麗イラストもっと見たかった。完全な読者目線。ツイッターでは画像の方が強いそうですし。


さて、肝心の本文公開は……明日からツイッターで!アッ、痛い、石を投げないで。今思いついたので許してください。もう少しお待ちを!!

2017年4月24日月曜日

名古屋コミティア入稿完了!

※24日夜 修正しました

やりました、やったんです。タイトルで相当出オチ感がありますが……。
ついに入稿完了しました!

-憎しみを自覚したことはあるか?-
自作短編小説『アリアを憎んでいる』
著:川口 けいた
表紙:山羊止 八七
36P, \700-
 
 めっちゃ可愛いやろ……。これ、ヒロインなんやで……。(キモ顔)
 
 この二週間は大変でした。他のほとんどのことをカットして執筆に費やし、3万字の原稿を仕上げました。イラスト担当の山羊止さんがほぼ納期通りに納品してくれていなかったら、本にさえできなかったかも。また、日に日にテンションがおかしくなる僕を助けてくれた周りの方々にも感謝が尽きません。
 
 众というサークルロゴにしたのは、第一には僕が大好きなシュピーゲル・シリーズのロゴをリスペクトした、という意味があります。

 しかし第二の意味には、人と協力することによって良いものができる、という思いを伝えたかったからです。山羊止さんは納期も守ってくれるし、色々追加のサービスもしてくれたし、そしてなによりこんなに可愛いヒロインを描いてくれました。自分で探して依頼させて頂いただけに、とても痛快な気分です。
 

4月30日(日)
名古屋国際会議場イベントホール
11:00-15:00
名古屋コミティア50 
G-16「衆」(众)
来てね!



2017年4月19日水曜日

ほんの一節でも刻ませて

 今日のブログは短いです。入稿締切直前の追い込みなので。お察しください(汗)
今回はスケジュール管理が最大の反省です。

 忘れられているかもしれませんので書きますと、今回の名古屋コミティア50に出品するのは、3万字の短編小説です。ちょっと感じの悪い男子高校生、永屋覚徒(かくと)が、クール&ストリクトな同級生の女の子「アリア」にがつんとやられる話です。

 読みやすさを重点の1つとしましたので、さらさらと読めると思います。サークルカットで「ひとと向きあうための短編小説」なんておおげさなキャッチコピーをつけてしまったので絶賛震え中ですが。ああ、やっぱりこの段階でもう少し内容やサークルカットを詰めていられたら……。(今更)

イラストをつけたい人生だった

 不安でいっぱいですが、日数もないことですし、残った力を注ぎ込むことだけ考えます。短くても、短いからこそ、心に残るものを。

2017年4月17日月曜日

もう少し華やかなブログになります(フリ)

(※4/18 更新。山羊止さんのイラストを掲載しました)

 春は出会いの季節……。新しい環境に飛び込む人が多く、つまり同じくらい別れる人もいるということ。ドナドナドーナ。違う。

季節らしい書き出しにしてみようかと思いましたが、うまくいきませんでした。慣れないことはするものではないですね。だいたい今日の天気が全然春らしくありませんでしたよね。春の嵐と言っても限度があります。桜なんて折れてしまったのでは?関係ありませんが、今「桜なんて」と入力しようとしたら、予測変換で「佐倉綾音」と出てきました。ちょっと面白いけど、恥ずかしいじゃないか!許さんぞ。お前なんてアンインストールしてやる。

さて、それはさておき。相変わらず今までの十倍速で書き続けています。さらっと報告してしまいましたが、土曜には第三章も書き上げてしまいました。なぜもっと早くやrゴフンゴフン。

それに伴って、絵師さんとの調整も詰められてきました。GOを出せたのでお名前を発表します。

今回は山羊止 八七さんに表紙絵を描いて頂きます!
(↓山羊止さんのイラストです)

山羊止さんはフリーのイラストレーターとして活動されている方で、とてもスマート×キュートな絵を描かれます。過去作品はツイッターで何千リツイートもされていたり!そのうち紹介したい……。

今回の表紙絵ではヒロインのアリアの一枚絵を描いて頂いています。まだ公開はできませんが、完成前の現段階でもとても魅力のある、引き込まれる絵になっていますので、期待して待っていてくださいね~。

2017年4月15日土曜日

結局大資本の力を借りるしかない?

 「アリア」第3章を書き上げました。こちらは無料公開はありません、ご了承ください。第2章は書くのにひと月かかりましたが、こちらは3日で書けました。単純計算十倍速!それができるならもっと早くやれ、という話……。

 何とか終わりが見えてきたので、製本のことを考え始めました。気が早い?今年の目標はとにかく締め切りを落とさずに本を生産することなので、最低限は考えておかないと、と思って。今はリアル本を同人誌即売会で売っているだけですが、ゆくゆくは電子書籍配信なんかもしたいと夢のようなことを思っています。

 そこで、気晴らしもかねて関連のニュース―同人イベントとか電子書籍配信について―を見ました。一番参考になって読み物としても面白かったのはこの記事です。


 藤井大洋さんは日本での電子書籍黎明期(個人の見解)である2012年に自作の完全電子書籍配信を始め、一時売上ランキング上位にも入るような販売を成し遂げた方です。今は専業のSF作家として、日本SF作家クラブ会長なども務められています。

 藤井さんの販促への作りこみは徹底しています。フォーマットも8パターン用意されて、サイトの見た目も実際の宣伝と見まがうばかりの綺麗さ。これで販売額と名を上げ、出版社から紙バージョンでも発売されることとなります。

 ただ、当時と今とは全く状況が違うので気をつけなくてはいけません。今思うとそんなに最近なんだ、という感じですが、この記事が書かれた2012年はまだkindleが普及する前。色々な配信端末やサイトが乱立しており、市場は小さかったですが、その分先駆者として注目されることができました。今はkindlekoboなど、淘汰の結果各種配信サイトがある程度固まり、単なる大資本の販売手段の一つとなっています。検索やおすすめにも資本の力学が働いているから、自費出版が注目を浴びるのは難しいでしょう。浅い分析ですが。


 下記が、藤井さんがおつくりになられた最初の配信版のサイトです。個人で作られたとは思えない出来栄えのサイト!自分一人でもここまでできるんだ、と思うか、自分にはここまでできないな、と思うか。今のところは前者ですが……。

2017年4月13日木曜日

オンヘッドホン・ノーザツオン

 最近毎朝5時に起きて書いています。いつも言っていますが、朝型なので早起きした方がはかどるのです。夜はダメ。セロトニンが出てダウナーになってしまいます。起きて、食事をして、ヘッドホンをつけたらゴーです。このヘッドホンが執筆時間の次くらいに重要。自分がパソコンの画面と音楽の中だけにいるような気分になれます。現実のトピックを取り入れた物語を書きたいと思っていますが、現実のことを考えていたら筆なんて進みません。寝起きでくらくらしている頭のこととか、やりかけの仕事のこととか、隣の部屋の奴のこととか……。全ては雑音です。塞いで、のけて、イメージの世界だけを見るべきでしょう。

 早朝の利点はそもそも余計な情報があまり入ってこない、ということです。テレビもラジオも昨日の焼き直しみたいな内容ばかりですから、うっかり誘惑に負けてつけてしまっても気を惹かれるものがありません。他人も寝静まっているから物音もしません。自分が物音をたてたら殴られるかもしれませんが。物理的にも隔絶されて、孤独な気分になれます。

 ただ、良い面もあれば悪い面もあるのが世の常。悪い面は、周りの人と生活リズムがずれてしまうことです。若者は夜元気なもの。しかし僕は夕方にはもう眠くなり始めてしまいます。食事も早いので、みんなより空腹になる時間も早い。同じタイミングと空腹感で食べられないので、一緒に食事に行ったって楽しみ切れません。さっきお菓子食べちゃったよ、みたいな。


 そういう生活をしていると、社交性も落ちてしまいます。どんどん自分の中に沈み込んでいって、目に入るものが減っていく。今はそれが必要な時期だと考えるようにして、自分を許しています。でもどこかでは一度やめないとね。コミュニケーション力を取り戻す。息継ぎするみたいに。浮上したらもう海の底は見えないけれど。不愛想になっているかもしれませんが、もうしばらく優しくしてください。

2017年4月11日火曜日

オリジナル短編第二章、書き上げました。

 何とか第二章を書き上げました。


 白状すると、3月は圧倒的なスランプでした。脳が小説を書くモードになってくれなかったのです。やる気とかそういう話ではなく。パソコンの前に座っても、言葉が湧いてこない。情景が浮かんで、頭が破裂しそうになって、書きつけて消費しないと苦しくなってしまいそうな。そういう思考に自分を連れ込めなかったのです。

 理由は複合的なものだと思います。忙しかったとか、私生活で悩みがちょっとあったとか。ただどれも、継続的に長文を書く習慣をつけていれば乗り越えられていたでしょう。自分を機械みたいにして、毎日決まった量を、どんな駄文でも書くべきです。いつも少しでも近づこうとし続けなければ、前述したような状況/感覚は離れていってしまいます。そういう心持ちをこの3月は持てていたかと言われると、目をそらしたくなってしまいます。未だ修行の身です。踏ん張るためにこのブログだけは書いています。

 本当は以前投稿したように、コンペ式に絵師様を募集したかったのですが、時間が無くなってしまいました。そこでネットで受けてくれる方を探し、その方に既に正式に依頼しました。まだ製作途上なので詳細は告知できませんが、おいおい可能になれば。


 ダウナーになってしまいました。入稿締め切りまであと二週間、走り抜けます。この言葉は大事な時にしか使いません。KEEP MOVING FORWORD

2017年4月9日日曜日

ドリンクドランクゴックゴク

 僕はお酒が得意ではありません。得意ではない、って便利な表現ですよね。決して嫌いではないということをわかってもらえるかも、という希望を抱けます。むしろ飲むこと自体は好きなのですが、すぐ顔が赤くなって、トイレに行きたくなってしまうのです。人に迷惑をかけてしまいます。強くないのです。だからあまり飲めないし、たくさん飲むのは好みではありません。この場合のたくさん、というのは一度の飲み会で多量に、ということです。たくさん飲む(飲める)人の気持ちは想像するのが難しいものです。多く飲める人はいったいどんな気分なのでしょう。体調に何も変化なく、ひたすら気持ちが良くなるのでしょうか。もしそうなら素晴らしいですね。

 たくさん飲む人には、物事に対する取り組み方が激しかったり、極端な人が多いように思います。激しいとか極端とかいうのは抽象的な表現ですし、具体的論理的な根拠はありません。単なる僕の経験則です。何時間も一つのことに飲まず食わず、休憩も入れずに集中できたり。大変な量のタスクを締切直前の一日で仕上げてしまったり。僕にはとてもできません。いつも書いていますが、すぐに気が散って、他のことをやりたくなってしまうので、毎日少しずつ取り組むことしかできないのです。


 どちらが先にくるのか分かりませんが、こういった人はやはり飲むことがストレス解消になっているからたくさん飲むのでしょう。多くのことを一気にこなして、多くの酒を一度に飲んで打ち消す。なんとなく理屈が通るような気がします。一言注意書きしたいのは、別に非難したくてこういうことを書いているわけではありません。人に迷惑をかけなければ、どうぞお好きに過ごしてください、というまで。単に僕の感想を述べたいだけです。そういう生活は疲れるんじゃないかなぁ、というだけのことを。前回いきなり書いたショートショート(の・ようなもの)には一切触れずに終わります。チンチン。

2017年4月8日土曜日

会話・のようななにか

「こんにちは」
「こんにちは。でも私はあなたを知らないよ」
「私だって」
「じゃあ初めまして、かな」
「わざわざ言い直さなくていいんじゃない?こんにちは、だってちゃんとした挨拶だよ」
「でも、話す態度が違うでしょう」
「何が違うの?知っていようが知っていまいが、どうせ他の人だよ」
「知っていれば、そんなに気を遣わなくても済む」
「そんなに、ってことは必ず少しは気を遣わなくちゃいけないじゃん」
「まあね」
「だったら同じだよ。何を考えているか分からない、他人」
「傷つけないように気を遣って、傷つけられないように気を遣わないといけない?」
「そうそう、そういう他人。同じような生物で、同じような言葉を話しているだけ」
「うーん、この考えは、少し寂しいね。心が冷たくなってきた」
「心が冷たくなってるなんてそれこそ分からないよ」
「まあ……。でも、そんな気がするよ」
「気のせいでしょ」
「言われてみると、自信が無くなってきたよ」
「自信なんてなくったっていいよ。自分がそう思うならそれでいい」
「手のひら返しじゃないか。さんざん私を非難したくせに」
「非難なんてしてないよ。こうも考えられないか、っていうだけ」
「それを非難っていうのさ」
「ちょっと提案しただけじゃん」
「私は自分大好きだから。人に口出しされるのは好きじゃない」
「あれれ、そうなんだ。ふーん」
「なに」
「自分はぺらぺら話すのに、人に話されるのは嫌なんて、とんだ自己チュー」
「それが普通でしょ。みんな多かれ少なかれそんなものさ」
「ほらね、やっぱりみんな一緒……」

2017年4月5日水曜日

積みあがるほど、未だ足りない

 気付いたら4月に入っていました。もちろん日付の上でもそうですが、投稿がです。3ヵ月達成しました!60投稿です。字数にすると、一投稿平均700字なので、700×60=42,000字です。小説で考えると、長編小説は約10万字、短編小説は約3万字。あれ、3か月かけて短編小説しか書けてない?うーん、悲しくなってしまいました……。

 ブログをやるようになった結果の利点の一つはここにあると思います。自分がどれくらいの時間でどれくらい書けるのか客観的に分かるようになりました。まず言えるのは、現状は定期的に作品を発表できる速度には到底及ばないということ。今のままじゃ、短編なら年に2,3作、長編なら年に1作かも。ヒー、こんな速度では全然だめです。製品を継続的に一定の質で提供できない企業なんて到底立ちゆかないでしょう?

 今の課題はとにかく書く速度です。1時間1000字を安定的に生産することが最低目標でしょう。今日まで続けてもなかなかムラがなくならず、歯がゆさが拭えません。自分のせいですけど。どうにか工夫して、速度を上げなくては。原因は抽象的にしかつかめていませんが、遅い時はだいたい気が散っています。疲れていたり、他ごとに気が向いていたり、悩み事があったり。とにかく無心で、心に浮かぶ情景を書かなくてはいけません。

 ときどき書いていますが、気が散りやすいのは本当に直したいです。ちょっと驚いたり、恥ずかしかったりするようなことがあると、それを一日引きずってしまって気がそぞろになってしまいます。一年前のそういう出来事をいきなり思い出してダウナーになったりもありがち。まったく良くないことで、嫌になります。自分の気持ちや身体もコントロールできないなんて、大人の人間ではなく、動物でしょう。せめて丸くなって身を守るのではなく、立ち上がって一歩でも前に進めるように、踏み出します。

2017年4月3日月曜日

春はあけぼの

 最近早起きしています。だいたいいつも6時前には起きるでしょうか。そんなに早くもない?だいたいいつも、朝早くの方が元気です。この時期の朝の空気はまだ冷えていて、ぴりりと身体を刺激するような感覚があります。冷たい水なんてひっかぶってみましょう。目は覚めるし、寝ぐせもとれるし、一石二鳥です。手早く朝食をとり身支度を整えてしまえば、あとは自由な時間。出勤というタイムリミットもありますから、気を引き締めて効率よく作業ができるのも高ポイントです。

よほど疲れていないと、朝9時や10時までゆっくり寝て、夜は夜更かしするなんてことができません。朝は寝すぎてしまって不安になりますし、夜は時間を無駄に使ってしまったような感覚に襲われてダウナーになります。それもそれでどうか、という話ですが。今の目標は毎日22時半に寝て5時に起きるようにすることです。きっかり6時半睡眠で、自分が体調を崩さないぎりぎりのラインを狙っていく。

 そもそも、朝起きて夜寝る、という生活にこだわる必要もないかもしれません。人間と言えど昼行性の動物なので、その方がラクだし向いているという考え方はあるでしょう。ただ、自分の身体を意志でコントロールできるからこその人間。眠くなれば寝ればよいし、逆に寝たくなければ起きていられるようにすれば良いのです。自分のしたいように自分の身体を操縦できなければ、大人と言えないでしょう。子供は気持ちや周りの出来事にすぐ引っ張られて、喜んだり泣いたりしませんか。これはものを知らないためだと思います。知って、学んで、大事な時に自分を踏みとどまらせるのです。学校や勉強の利点のひとつはここにあります。

2017年4月1日土曜日

潜り続けたいけど酸素を吸わないといけない

 今日は一日『アリアを憎んでいる』を執筆していました。ちょっと進度が・・・・・・ゲフンゲフン。気付いたらこんな時間ですよ。

 僕が一番集中するのは書いている時と読んでいる時です。もちろんどちらも小説を。ただ、書く時は内容が湧いてこないと集中できないのでムラがあります。あ、でも読む時でもつまらなかったら途切れ途切れになってしまうな。普通のことかもしれませんね。人間の集中力は8秒しか持たないとか週刊ダイヤモンドが言っていましたし。

 僕は集中力がない方で、すぐ気が散ってしまうので、集中するのは好きです。集中できると嬉しい、といったところ。いつもはだいたいすぐに余計なことばかり考えて、全然作業が進みません。これが集中している時には、周りの様子なんてほぼ目に入らなくなって、ひたすら一つのことができます。深くて澄んだ海にどんどん潜っていくような感覚。その時の気持ちの良さと言ったら!これをトイレに行きたくなったり、お腹が減ったりして途切れさせられてしまうと、自分の身体にさえ腹が立ちます。熟睡していた時に無理やりたたき起こされたような不快さ。


 ありがちなことを言っているかもしれませんが、世の中気が散ることばかりです。スマホはうるさいし、テレビはCMばかりだし、他人は余計なことばかり言うし。まぁ、これは心配や気遣いをしてくれているおかげかもしれませんけど。それでも結局こちらも気を遣わないといけなくて、自分が没入したいことからは引っ張り出されてしまいます。そういう時に、面倒だとか嫌だとか思わないで、誠実に接するためにはどうすればいいか?そもそもどうしたら誠実と言えるのか?そういうことを考えます。