2017年2月23日木曜日

気持ちを集め・中へ

 集中するときは静かな方が好みです。わざわざ言うことでもない?普通のこと?人の話し声とか車の走行音とか、環境音があった方が良いという人も知っているので一応書きました。とはいっても、静かでも音があっても、本当に集中するまではそれなりの時間が必要でしょう。僕の場合はだいたい30分くらいかかります。それまでは周りが静かでもダメですね。結局動き回ったり、独り言を言ってしまったりして……。自分で音を出しているのだから本末転倒です。ま、周りがうるさければこれに加えてもう少し時間がかかるので、やはり静かな方が良いのは確かなのですが。

 そもそも集中しているときとはどんな状況でしょうか。何か一つのことだけをやっている、みたいなもの?たまに持ち出すゴルフの例で言えば、うまく当てる方法のことだけは考えているけど、うまく当てたいとは考えていない、みたいな。クリーンヒットさせるぞ!というような思いはモチベーションとしては大事ですけど、実際に行動するときはただの余計な考えですよね。そういえば、集中して無心になっている、とよく言いますが、やっているひとつのことだけについては考えているわけだから、厳密には「心が」「無い」わけではないでしょう。字面と合いませんね。今辞書を引いてみましたが、もとは分別がないとか、情緒を解さない、といった意味だったそうです。©広辞苑。


 そう考えると最近は集中を妨げるものが多すぎますね。娯楽増えたし、スマホは何でもかんでも通知を出してきます。自分で取捨選択して、一つに絞ろうという志が重要ということでしょう。そのためには思慮分別が欠かせないし、何に価値があるか感じ取る風流の心も必要。あれれ、無心を追い求めるためには無心でなくなる必要がある……。言葉遊びでした。

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