2017年2月4日土曜日

不可逆の傾斜、まるでスキー場のような

 山奥にスキーに来ました。6年ぶりの場所です。ひなびた温泉街で、コンビニもないような場所なのですが、外国人が多い!それも流行りの(?)中国人など近所のアジアの方だけでなく、欧米の色々な国の方々もたくさん。

町並みも、6年前は昔ながらの日本人向け土産物屋ばかりだったのが様変わり。いかにもウエスタンな外装に“BAR”“STEAK”“COFFEE TO GO”の文字が踊るお店がいくつも目につくほど増えていました。ここはヨーロッパ?

泊まった宿のご主人にお話を伺ったところ、オーストラリアの資本家が随分昔に廃業した民宿を何件も安く買い取って、ツアーを企画しているとのこと。宿だけでなく日本への飛行機チケットからスキーのレンタルまで全部まとめてあっせんするそうです。豪快……。大きな資産のニオイがプンプンですね。お客も金持ちで、僕が到着した日にちょうど出ていったお客は、学生の身で30日連続滞在!していったとのことでした

とはいえ、日本でそういう光景を見たのは初めてだったので驚きましたが、冷静に考えると世界のどこでも起こっている事なのか、と思いました。去年カンボジアとウィーンに旅行で行きましたが、どちらも外国語による案内が万全。特に前者は顕著で、色々な言語を話すガイドさんをたくさん見かけました。聞けば、クメール語以外の言語がひとつ使えれば年収が倍になるそうで、熱意があるのも頷けます。

折しも、日本での外国人労働者数が百万人を超えたという報道もありました。好悪どちらの感情も起こるでしょうが、国外から多くの人がどんどん日本に来て、お金を動かすようになるという事実に向き合う心構えが誰しも必要になるでしょう。

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