2017年3月16日木曜日

身体から菌を完全に除去したらどうなる?そういう話

 久々にニュース、新聞記事について書こうと思います。内容に嫌な気分になったので……。こちらです。


大筋の内容に異論はありません。僕は喫煙者ですが、今は煙草が流行っていない時代だという自覚はあります。屋内全面禁煙は、してほしくはないですが仕方ないかなと思っています。増税ももう少し進むだろうし、進ませても良いだろうと思っています。(その時自分が吸うかどうかの判断はまた別として。)しかし、この記事の随所随所が気になるのです。言ってしまえば「極端で気持ち悪い」という一言に集約されます。朝日新聞は購読していますが、受動喫煙関連の記事の書きぶりはどうにも気に入りません。

まず気になるのが、朝日の受動喫煙関連の記事に頻出する『世界保健機関(WHO)から対策が「世界最低レベル」と指摘』という表現です。世界最低レベルって何?何カ国中の何位くらい?どういう観点で?ちゃんと書いてくれよ、というのが第一なのですが、ぐっとこらえてソースを探しました。どうやら厚生労働省が去年の9月に公表した「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」という文書にそう書いてあるようです。しかし、これを見ても、確かにWTOにそう指摘されたとは書かれていますが、出典は不明。僕の調べ方が悪いのかもしれませんが、それにしても分かりにくいことには変わりないと思います。こんなに根拠が分かりにくいものを断言調で書いて良いのでしょうか?

さらに気になるのは掲載されている二人のコメントです。『吸う人の服や吐く息からもにおいや有害物質は漏れており、苦情の声は絶えません。』『医師をはじめ医療スタッフは、あらゆる場で禁煙に誘導すべきです。』太字は僕がつけました。服や吐く息のにおいがダメなら、体質で汗をたくさんかいたり、口が臭ってしまうしまう人も苦しみと苦情の源?あくまで対処的な治療が最初の目標の医療スタッフが、個人の生活にまでに介入する?生活指導なら希望者だけで十分では。

他にも色々文句を言いたい点はあるのですが、字数も筆力もないのでこれくらいにしておきます。たとえそれが悪いものでも、何かがまったくない世界というのは、どこかで歪みを抱えるのではないかと僕は思います。

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