2017年3月20日月曜日

紙の本を読みなよ、なんて言えなくなってしまったかも

 久しぶりに本屋に行きました。欲しいマンガがあったからです。どれくらい久しぶりかというと、ひと月ぶりくらいです。この長さをどう思うかは皆様次第。少なくとも僕にとっては久々になります。学生時代は2,3日に一度は覗いていましたからね。単純に大学の近くにあったから。今は自転車を20分はこがないといけないし、周りに他に楽しめるものもないので、なかなかそれだけのためにはいけません。

 とはいえ、久々に行くと色々な発見がありました。発売されたことに気づいていなかったマンガの続巻を発見したり、好きな作家の新シリーズが開始されたことを知ったり、刊行されている本の物量に圧倒されたり。本屋に行けば小説からマンガ、雑誌にノンフィクションと、多種多様なカテゴリの書籍があり、それらが何百冊とあるというのは日本の良いところの一つでしょう。楽しく過ごせました。

 しかし、今日のこのブログを書くためにこの経験を思い返していたところ、一つの考えに思い当ってしまいました。これと同じような経験はアマゾンでできるんじゃないか?と。試しに、いつもトップ画面から検索して済ませていたために素通りしていたアマゾンの「本」のカテゴリーに入ってみました。するとやはりあるではないですか、「コミック・ラノベ」「雑誌」といったジャンル一覧の中に「新刊・予約」の文字が。そこを見てみればすべてのジャンルにおける新刊が列挙!もちろんkindle版が販売されているものもあるので、そういう本なら即購入して読めます。立ち読みしたければ「なか見検索」を使ったり、公式サイトに行けばほぼ同じ経験が可能です。これはもはや本屋に行く意味がない……。僕はネットを使い慣れている方だと思っていましたが、今更知ったこの事実に衝撃を受けました。


 こうなると「紙の」本の価値も危ぶまれてきます。とっさに思いつくのは電気を使わなくて済むから旅行先とかで手軽に読める、ということくらい。でもそれだって「重いしかさばる」「暗いところで読めない」とか言われてしまったらどちらを優先するか、という話になってしまうし。もはや絶対的な優位はないのか。何か思いつく人がいたら教えてください。

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