2017年3月24日金曜日

それを言っちゃあ、お終めぇよ

 少し触れるのが遅いですが、20日に冲方さんがブログを更新されましたね。内容は最近恒例になっている本棚の紹介でしたが、随所で疲れを口にされているのが気になりました。冲方さんのブログは10年近く拝読していますが、このような弱気なことを書かれたのは初めてじゃないかと思うので。ご病気と初の休載が精神的にもダメージになってしまっていらっしゃるのでしょうか。心配です。そうは言っても何もしていないんですけど……。良くないですね。例の事件の時(察してください)はファンレターを送ったんですが。でもそれも読んでもらえていないかもしれませんね。『こち留』で「事件に触れたファンレターは差し入れてもらっても検閲されているようだった」というようなことが書かれていましたから。無情。暗くなってしまいました。

 今日は書くことが中々思いつかなかったので、冲方さんを見習って自分の持っている本を紹介しようとしてみました。でも結論を言ってしまえばやめました。うまく文章が書き進められなかったのです。気に入った部分や、どういった点が良いか、ということを説明しようと思うと、ついつい作中の表現を引っ張ってきたり、話の筋を長々と書いてしまったりします。そして最終的に自分の言葉が少なくなってしまうからです。それでは本のコピペをすれば事足りて、僕のブログという形にそぐわなくなってしまうでしょう。もっと筆力があれば、うまく抽象的に書けるのでしょうか。考えて、精進しなくては。


 今までいくつか音楽や本を紹介する記事を投稿しましたが、実は毎回はがゆさを感じていました。前回の投稿でもやったのに!すみません。自分が感じた良さを言葉にしてみても、ひどく陳腐で全然実態にそぐわないもののように感じてしまうのです。とにかく原典にあたってくれよ、と思ってしまいます。本当に良いものは他の言葉で代替できないから良さがあるのかもしれません。心の中にあるもの、想像したことを自分だけの言葉で積み上げたとき、人の心の琴線に触れる何かが生まれるのでしょう。

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